前回冷凍パイシートを使ってアップルパイを作った時にサクサクではなくポリポリのパイになってしまいました。私と同じ失敗をしないためにサクサクに出来上がらなかった失敗例と対策を今回は書こうと思いますので冷凍パイシートを使う際の参考にしてください。
冷凍パイシートの使い方と失敗したときの使い方の比較
先ずは冷凍パイシートにのっていた使い方です。
次に私が作った時のパイシートの使い方を書きます。
・冷凍パイシートを常温で10分~15分放置。
・パイシートに小麦粉をふって麺棒でホールサイズに伸ばす。
・ホールの型に包丁でカットする。
・カットして余ったパイ生地をまとめて麺棒で伸ばし格子を作るために成型する。
・整形したパイ生地を格子状にのせて卵黄を塗り200℃に予熱をしたオーブンに入れ約30分焼く
そんなに変な作り方はしてないと思うのですが結果はポリポリでした(笑)
ポリポリに仕上がったパイ生地、原因はパイシートの伸ばし方と温度管理
パイをサクサクに焼く上で知っておきたいことがパイ生地の構造と膨らむ仕組みです。
パイ生地は小麦粉の生地とバターの層が幾重にも重なっている構造になっています。
高温で焼くことによりバターが溶けてできた隙間に水分が水蒸気となり空気の層ができて
小麦粉の層同士がくっつかずに焼きあがる為、サクサクに仕上がるという仕組みのようです。
(パイ生地を考えた人はホントにすごい。)
そして、冷凍パイシートは誰でもサクサクに作れるように既に幾重の層が作られた状態のシートであるという事です。
私はこの事を全く知らずにパイシートを使用した結果、
・解凍したパイシートを伸ばし過ぎてしまい、パイ生地の層を壊してしまった。
・暖かい部屋で長いことパイ生地と格闘していたのでその間にパイ生地内の層の状態をめちゃくちゃにしてしまった。
細かいところは色々あるかもしれませんがポリポリになった大きな原因はこの2つです。
冷凍パイシートで作るパイをサクサクに仕上げるために失敗しない為のコツは?
上で書いた構造と仕組みを踏まえたうえでサクサクに仕上げるための冷凍パイシートの使い方のコツは、
1.解凍は暖かい場所よりも冷蔵庫等温度の低い場所で解凍した方がよい。
2.解凍されたパイシートは伸ばさずそのまま使うのが理想。伸ばす場合は力を入れすぎず、伸ばし過ぎずに冷たいうちに伸ばす。
3.生地にのせる具材は冷蔵庫であらかじめ冷やしておきのせるときは水分をとってからのせる。
また、生地を低温に保つためにパイはオーブンに入れる直前まで冷蔵庫で冷やしておく。
4.焼くときは予熱200℃で暖めたオーブンで最初は200℃の高温でパイ生地を膨らませ、生地が膨らんだら表面を焦がさずに中まで火を通すために170~180℃位に温度を下げてしっかりと火を通すように焼きあげる。
パイ生地の膨らみ方に注目! 失敗例と成功例比較
冷凍パイシートでパイを作る時は以上のことに注意して作ってみてください。
サクサクの美味しいパイができますように!
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